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技術記事の解説 | AI初心者向け

AIエージェントは
Cloudflareに賭けろ

Hono作者 yusukebe氏の記事を、5分で分かるかたちに整理
「なぜAIエージェントの土台にCloudflareが向くのか」を一から説明する
出典:zenn.dev/yusukebe | 新入社員向け解説資料
はじめにこの記事が言いたいこと
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記事の主張は1つ。「AIエージェントを作るなら、土台はCloudflareが最適だ」
著者はCloudflareの開発者支援担当(かつ人気フレームワークHonoの作者)。立場を踏まえて読む必要はあるが、技術的な根拠が具体的に示されている。
主張
AIエージェント時代において、Cloudflareは最も適した開発プラットフォームである。
なぜそう言えるのか(この資料で順に見る)
エージェントに必要な「頭脳・作業場・足場」が、Cloudflare1社の上で完結して揃うから。
So what:結論を先に押さえる。以降のスライドは、この主張を支える根拠を初心者向けに分解したもの。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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前提知識AIエージェントとは
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AIエージェントとは、目標を渡すと自分で考え、道具を使って仕事を片付けるAI
普通のチャットAIは「質問に答える」だけ。エージェントは、与えられたゴールに向けて手順を自分で組み立て、必要な作業まで実行する点が違う。
1

考える

ゴールを受け取り、何をすべきか手順に分解する。

2

道具を使う

検索・コード実行・ブラウザ操作など、外部の機能を呼び出す。

3

動かす場所が要る

道具を安全に実行し、途中の状態を覚えておく環境が必要。

4

繰り返す

結果を見て次の一手を決め、完了まで自律的に回す。

So what:エージェントは「考えるAI」だけでは動かない。道具を実行し状態を保つ土台(プラットフォーム)が必須になる。ここがCloudflareの出番。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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背景クラウドに求められるものの変化
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スマホ時代の「1対多」から、エージェント時代の「1対1」へ。土台の前提が変わった
これまでのクラウドは、1つのアプリを大勢のユーザーに配る「1対多」を前提に作られてきた。エージェント時代はこの前提が崩れる。

これから(エージェント時代)

  • 1対1:ユーザーやタスクごとに専属エージェントが動く
  • エージェントの数だけ、独立した実行環境が必要
  • 小さな環境を大量に、瞬時に立ち上げ・捨てたい
So what:「小さく軽い環境を、世界中で大量に素早く起動する」ことが新しい要件。Cloudflareの強みがここに噛み合う、というのが著者の論拠。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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全体像エージェントの3部品
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エージェントを動かすには「頭脳・作業場・足場」の3部品が要る。Cloudflareは全て揃える
記事は、エージェントに必要な機能を3つに整理している。本資料では初心者向けに「頭脳・作業場・足場」と呼ぶ。次ページ以降で1つずつ見る。
1

頭脳:推論モデル

考える部分。AIのモデルそのもの。Cloudflareの「Workers AI」が担当。

2

作業場:サンドボックス

AIが書いたコードを安全に実行する隔離環境。3種類が用意される。

3

足場:実行環境

処理を走らせ、状態を覚え、段取りを管理する。Workersほかが担当。

So what:普通はこの3つを別々のサービスでつぎはぎする。Cloudflareは1社の上で完結するため、つなぐ手間と複雑さが減る、というのが核心の主張。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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部品①頭脳:推論モデル
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頭脳はWorkers AI。180以上のモデルを、短いコード1行で呼び出せる
「推論モデル」とは、文章を生成したり判断したりするAI本体のこと。Cloudflareの「Workers AI」がこれを提供する。

初心者向けのポイント

  • 自前でAIサーバーを構築・運用する必要がない
  • 用途に合わせてモデルを差し替えやすい
  • 後述の「作業場・足場」と同じ場所で動く
So what:頭脳を外部に取りに行かず、同じプラットフォーム内で呼べる。これが「全部Cloudflareで完結」の1つ目の柱。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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部品②作業場:サンドボックス
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作業場は用途別に3種。AIが生んだコードを、本番と切り離して安全に実行する
「サンドボックス」=砂場の意味で、外に影響を出さずコードを試せる隔離環境のこと。AIが書いたコードを安全に動かすために要る。3つの選択肢がある。
Sandboxes

コンテナ型の隔離環境。

Pythonやコマンドの実行、Gitリポジトリ操作など、本格的な処理向け。
Browser Run

ヘッドレスブラウザ(画面のないブラウザ)。

Webスクレイピングやブラウザ操作の自動化に使う。
Dynamic Workers

軽量なWorkersをその場で起動。

コードを文字列で渡して即実行。最も軽く速い。
So what:「重い処理」「ブラウザ操作」「軽量で高速」と、必要な重さに応じて作業場を選べる。エージェントが自分でコードを書いて動かす土台になる。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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部品③足場:実行環境
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足場は3つの役割分担。処理を走らせ、状態を覚え、長い段取りを管理する
エージェントは「1回答えて終わり」ではなく、状態を保ちながら何手も進める。それを支える実行環境が3つ用意されている。
名前役割(初心者向けの言い換え)担うこと
Workers軽い処理を一瞬で動かす高速・軽量な実行
Durable Objects会話や作業の途中経過を覚えておく状態の保持・永続化
Workflows複数ステップの段取りと予約実行を管理する手順とスケジュール
So what:「速く動く・覚えておく・段取りを回す」という、自律的に動くエージェントに必須の3機能がそろう。これが3つ目の柱。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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注目の工夫Code Mode
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Code Mode:道具を1つずつ呼ばせず、AIにコードを書かせて一気に実行する
従来は「道具を1つ呼ぶ→結果を見る→また呼ぶ」を繰り返していた。やり取りが多く、AIの利用コスト(トークン)がかさむ。Code Modeはこの発想を変える。

Code Mode

  • AIがTypeScriptのコードを直接生成
  • そのコードを Dynamic Workers 上でまとめて実行
  • 往復が減り、トークン消費と手間を削減
So what:「作業場(Dynamic Workers)」が手元にあるからこそ成り立つ工夫。部品が同じ場所に揃う強みが、効率の改善に直結している。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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作りやすさAgents SDKと実装例
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Agents SDKを使えば、状態を持つエージェントが少ない記述で書ける
「SDK」=開発用の道具一式。状態の保存やリアルタイム同期といった面倒な部分が用意済みで、開発者は中身のロジックに集中できる。

記事で挙がる実装例

  • Memo to Task:メモから自動でタスクを抽出し、予定として通知する
  • Let It Slide:社内Wikiやリポジトリと連携してスライドを生成(Cloudflare社内向け)
So what:難しい基盤部分はSDK任せにでき、実用的なエージェントが現実に作れている。「作りやすさ」も主張の根拠の1つ。
出典:zenn.dev/yusukebe/articles/ccb1f953e48ee1
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まとめ
エージェントに必要な頭脳・作業場・足場が、Cloudflare1社で完結して揃う
覚えて帰る3点
① エージェント=自分で考えて道具を使い仕事を片付けるAI
② 時代の前提が「1対多」から「1対1」へ変わった
③ だから土台が重要。著者の結論は「Cloudflareに賭けろ」
補足:著者はCloudflareの開発者支援担当であり、自社に有利な立場である点は割り引いて読む。まだ初期段階の分野である点も押さえつつ、選択肢の1つとして理解しておきたい。
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